グリストラップは、昭和51年の建設省告示1597号で食事を提供する飲食店、学校給食、病院、社員食堂、老人ホーム、食品加工工場等への設置が義務付けられておりグリストラップ槽にたまった油、残飯は産業廃棄物として扱われ、事業主の責任において適切な処置を施すことも義務付けられています。しかしながらこの装置では、現状にはそぐわず油脂分のたれ流し状態が起こり、排水管内にスカム状態に付着して「悪臭、ゴキブリ等害虫発生原因」となり、排管詰まりを生じて装置そのものの機能が停止して油分が河川などにたれ流され、更に大きな公害問題を引き起す原因となっております。また各企業もこの油分の処理のため、大型の施設投資を行っていますが、分離した油分の処理そのものに困っているのが現状であり、バキューム業者に依頼しても回収された多量の油分の処理にいきづまっています。 グリストラップ内に浮遊する油脂分及び沈殿物の処理方法は現在下記の通りです。 ●ポンプによって槽内の油脂分・スカムを吸引し、分離機で油と水に分離した後産業廃棄物として業者に処理してもらいます。 ●従業員または業者が油吸着剤で吸着し、産業廃棄物として廃棄または焼却します。 ●定期的または目詰まりが生じたときに、バキューム業者を呼び処理します。 ●従業員が毎日バイオを投入し攪拌する。 ●エアレーションのできるポンプを設置しバイオ菌を併用して、槽内で自然に分解させます。 ●近年のエアレーションポンプとバイオ(微生物)投入を併用することでグリストラップ内の油脂分の分解を目的としたシステムが型を変え出回っておりますが @ポンプの可動力 Aバイオ投入そのもののもつ問題点 等で現実には満足のいく成果は上がっておりません。
グリストラップ内にエアレーションポンプを設置する大きな理由の1つは、汚れとして流れ出た油脂、蛋白質等有機成分を分解する微生物がその分解工程の中で酸素を必要不可欠としてる点です。 また、酸素も単に水中に泡状態で放出されたものではなく、水にきれいに溶け込んだ溶存酸素がその成果を決定します
自然界においては、時間の長短は別として有機物が何らかの微生物の働きにより分解、減溶、消滅しているのは疑いの無い事実です。 微生物のうち、好気性菌は種類により油脂分解酵素、蛋白質分解酵素、でんぷん分解酵素等を出しその働きにより、各々油脂、蛋白、でんぷん等を分解し、その栄養分を「エネルギー源」と「新たな細胞」に変える新陳代謝をコントロールしながら生命を維持しています。これらの有機物の分解に必要不可欠なのが酸素(溶存酸素)であり、分解過程でこの酸素を利用しながら最終的には水と炭酸ガスに分解されます。 グリストラップ内の残渣の汚れの主なものは分解しづらい油脂、蛋白質であります。 特にレストラン、中華料理店等においては動植物油の使用量が増大する一方で、グリストラップ内に定住する好気性菌の分解量をはるかに超える量であり、ましてやグリストラップの持つ特性から油分が表面を覆っている劣悪の条件下では、充分な酸素の補給は不可能であります。酸素量が不足すると好気性細菌は、減退し、分解の過程でアンモニア、硫化水素等悪臭を放出する酸素を必要としない嫌気性菌が増殖し独壇場と化しているのです。 しかしながらこのような状況下のもとでも、強力なエアレーションにより充分な酸素が補給されるとすれば、特殊なバイオを投入することなく現地に住む好気性菌にある種の活性化剤(微生物本体の体内で製造できない成長ホルモン)を投入することで菌を一気に活性化、増殖させる事により油脂、蛋白質を分解、滅溶、消滅させることが可能になりました。 この物質が微生物活性化剤と呼ばれ特殊な有機酸類、ビタミン類、その他で構成されております。人間で言えば、「ビタミン」の働きをするようなもので、微生物を活性化させ増殖させるはたらきがあります。近年天然のある種の植物より作られる「オリゴ糖」に腸内微生物を増殖させる働きがある事が発見され、健康食品の一つとしてオリゴ糖入り食品が販売されておりますが、このオリゴ糖はビフィズス菌用の微生物活性化剤といえます。
微生物活性化剤(RP−2000)とエアレーションポンプ併用効果 エアレーションポンプを設置し、現地に住む微生物にRP−2000(微生物活性化剤)を投入すると次のような効果が得られます。 (1)油の汲み取りが不要となり、油の廃棄が不要となります。 (2)悪臭が無くなります。 (3)グリストラップ内の清掃が大幅に軽減されます。 (4)排水管が詰まりにくくなり、排水管の清掃も軽減されます。 (5)設置工事が簡単です。
(1)ポンプの動作時間はタイマーにより設定 (2)微生物活性化剤RP−2000の使用量は、通常のグリストラップ内液量に対して0.6g/l (3)RP−2000は、直接投入、排水口より投入いずれでもかまいませんが、容器より点滴方法もあります。 下水道施設の機能を妨げたり、施設を損傷する恐れのある排水や、終末処理場において放流水の水質を排水基準に適合させることが、著しく困難となる恐れのある排水を下水道へ排除しようとする場合には、あらかじめ一定基準に適合するよう除害施設により処理してから下水道に排除することが義務付けられています 排水基準値
有機物質とは、炭素と化合した物質のことで、有機物質は、微生物が水中の酸素を使って分解します。 有機物質が、多過ぎると水中が酸欠状態となり、魚等が死滅することで水が腐敗します。
排水中に含まれている汚濁物質としての〈油(鉱物油・動植物油)の量〉を調べるために、溶媒を使って油を排出する−この溶媒の名前がノルマルヘキサン。 ※油分は、水の表面を覆って、大気中の酸素供給を妨げ、河川の洗化能力を低下させ、生物を死滅に至らせる。
空気中の浮遊物質を粉塵・煤煙と言うのに対して、水中の〈浮遊物質〉のことで、濁りの原因。 浮遊物質とは、〈水に溶けない物質〉のことで、水を濁らす原因となり、浮遊物質の濃度が高くなると、魚は窒息死し、植物は光合成が妨げられ死滅します。 7より高ければ、アルカリ性 〃 低ければ、 酸性 私たちは、地球環境と日々の生活のために何をするべきかを考え。「お客様の生活や世界文化の進展に貢献」してゆくという理念を守りなが、より暮らしを輝かせるサービスを通じて、 |
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